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スクロヴァチェフスキ ショスタコ第5番「革命」 凄いの一言!

読売日本交響楽団 第3回東京オペラシティ・プレミアムシリーズ
■2013年10月3日(木)
■東京オペラシティコンサートホール
■18:00開場 18:30開演
■指揮=スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

【第1部】
日下紗矢子と読響の仲間たち(室内楽)
チャイコフスキー(武満徹:編曲):秋の歌(クラリネットと弦楽四重奏のための)
ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品

【第2部】
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」作品17から〈序奏〉〈愛の情景〉〈ロミオひとり〉〈キャピュレット家の大饗宴〉
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番「革命」 ニ短調 作品47


ショスタコーヴィチ第5番「革命」、凄いの一言でした。
今日90歳を迎えた指揮者の演奏とは思えない、引き締まった切れの良い
爆発するような演奏でした。
これだけの演奏はそうないでしょう。(本当はないと言い切りたいところですが。)

ゆるぎない指揮とこれに応えた読響の演奏も各パートとも素晴らしかったと思います。
ところどころで、頭が白くなったり震えがきたりしました。
これを聞ければ、他には何もいらないと思いながら聞きました。
スクロヴァさんが得意とされていた曲なので、期待をしていましたが、
期待以上の演奏でした。
来日されたのが9月27日だそうで、それから数日でここまで仕上げてきたのは
さすがと思います。

終演後「スゴイな~ジイさん」(親しみを込めて)の声が聞こえてきました。
それには、「感激、圧倒された、尊敬、敬意、驚き、親しみ」など色々なものが含まれた言い方でしたが、まさにその言葉に尽きると思いました。(言葉は少し悪いですが。)

最近、同年代の方達がリタイアをして悠々自適の生活をしているのを
目の当たりにすると、自分も仕事を減らそうかとか・やめることなど
考えるようになりましたが、
高齢のスクロヴァさんから、こういう演奏を聴かされると、
その考えは、言語道断だと思い知らされた思いです。


2回目のカーテンコールの時でしょうか?
突然「Happy Birthday」の演奏が始まりました。
何事が起こったのかと驚くスクロヴァさん。
すぐに事の次第を理解し、「そんな~」とばかりに少し照れたように・・・
拍手がさらに大きくなり割れんばかりに・・・
嬉しそうにそれに応えていらっしゃいました。

聴衆の私達も、終演後お誕生日を祝う花束贈呈があることは張り紙で
知らされていましたが、「Happy Birthday」の演奏は想像もせず、
喜び一塩でした。(読響さん、なかなかやります。(^O^))

こんな良いお誕生日をお祝いする場に立ち会えて、ファンとしては
言葉に表せないほどの嬉しさでした。
今も暖かい心でイッパイです。

スクロヴァチェフスキさん、まだまだ健在です!
by sonoda0820 | 2013-10-03 23:59 | コンサート